通学読書

理系大学院生が読んだ本の感想や気になったことを書きます。(twitter:@booktrain8807)

卒業旅行はやはり卒業時に行くべきなのか ~LIFE SHIFTを読んで~

ちょうど卒業の時期ですね。

卒業といえば旅行みたいなイメージありませんか?

とりあえず今しか行けないから行っておけみたいな感じです。

 

やはり卒業旅行は、卒業時にしか行けないものなのでしょうか。

「LIFE SHIFT」を読んで、移行期間に行けばいいんじゃないかと思ってしまったのです。

もちろん若い時の方が感性が豊かだから早めに行っておく方がいいというのはあるかもしれません。

しかし、これからはいつでも時間を取ってまとまった旅行に行くことになるのではないでしょうか。

 

生き方が変わる中で身近なことだとどうなのか考えてみました!

【書評】未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか

今日は「未来を読む」を読み終わったので、感想を書いてみたいと思います。

 

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いろいろ学べる本でした。読んでいてためになったという気がします。

内容は、世界の賢人に「未来」についてインタビューをしたものをまとめているというものです。ベストセラーとなった数人の著者にインタビューしています。

僕が読んだことあったのは、

「サピエンス全史」「ホモ・デウスユヴァル・ノア・ハラリ著

「WORK SHIFT」「LIFE SHIFT」リンダ・グラットン著

でしたが、他も気になったので読んでみたいと思いました。

 

ここまでは簡単な内容の紹介なのですが、ここからは読んだ感想を書いていきたいと思います。

本著を読んで感じたことは、「未来の参考になる本は読んで損はない」でした。

このブログの中でも「WORK SHIFT」「LIFE SHIFT」に関しては紹介をしたのですが、納得感のある未来の描き方をしています。

booktrain.hatenadiary.jp

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その中でどのように人の人生が変わっていくかについて興味深い示唆をしています。

この本を読み、「3ステージの人生」が限界を迎えて、これからは「ステージを行き来」する必要があると知っている人と、永遠に「3ステージ」の人生のままであると思い生きていく人とでは、選択が大きく変わってくるのではないかと感じています。

もちろんそのままの未来になることはないにせよ、「知っている」ことにより選択肢を広げることができると思います。

また、この前提を知っていれば昨今のニュースで取り上げられている「生涯教育」といったものに関しても納得できるところも出てくると思います。(詳しくはニュースまとめのnoteをご覧ください)

note.mu

一冊一冊はなかなか読む気が起きなくても、エッセンスを知っておくことは大事であり、この本は各著者のエッセンスを紹介してくれていると思うので、手始めに未来を知るために読むにはお勧めの本です!

 

結婚がいい取引ではなくなった 「未来を読む」

「未来を読む」という本を読んでいます。

様々な知の巨人にインタビューして、その対話をまとめてくれている本です。

「サピエンス全史」のハラリさんや「LIFE SHIFT」のリンダ・グラットンさんなどがインタビューに答えています。

 

この本を読んでいると「LIFE SHIFT」ってやっぱいい本だったなと改めて思います。「人生100年時代」という言葉はこの本から生まれたはずです、たぶん。

その中でこれからは共働きの時代になるとあったのですが、昔言われた言葉を思い出しました。

「家事をすることは生涯年収2億円の仕事」

その時はへーと思っていましたが、100年時代の人生戦略で移行期間が出てくるということで、唯一の収入源となることがリスクになるといわれて、今こそこういうメンタルが必要なのかなと思いました。

リンダ・グラットンさんが日本で結婚しない人が増えている理由を「結婚がいい取引ではない」という意識が強まったと分析されています。新しい結婚生活を形作るうえで、上述のようなメンタルが必要になってくるのではないでしょうか。

「エモい」って元気出るよね

卒業が近づいてきて、久しぶりに過去に撮った写真とかを見返したりしたのですが、いわゆる「エモい」と感じますね。

「エモい」っていいですよね、なんか元気出ますよね。

「懐かしい」だと足りないあったかい感じとかぼやけたあったかい感じがします。

過去の瞬間を思い出したり、そこに流れている穏やかというか幸せな空気を感じたりした瞬間にふっと入ってくる気がします。

古典の「おかし」に似ているかと思っていたんですけど、書いてみるとちょっと違う気がしますね、言語化するのは難しいですが笑

最近「エモい」で元気になったので、そういう瞬間が増えてくれればいいな思いました!

 

 

「武器になる哲学」感想 ~高校時代に現代文で学んだこと~

「武器になる哲学」を読了したので読んで感じたことを書いていきたいと思います。

 

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とても面白い本でした。哲学について知りたいなと思いながら、入門書を探していた時に目についた本だったので手に取ってみたのですが、使えるという面から書いてくれているので、今の時代における哲学の必要性を理解しやすかったと思います。

いろいろ気になる概念があったのですが、紹介されていた中で懐かしいものがあったのでここではその点に関する書いてみたいと思います。

 

紹介するのは、弁証法」と「パラダイムシフト」です!

なぜこれが懐かしいかというと高校の現代文で教えてもらったからです!笑(面白かったので未だに覚えている)

どちらも「武器になる哲学」の思考に関するキーコンセプトの中で紹介されています。過去に弁証法面白いよっていう記事を書いていました笑

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大学受験の現代文ではこの考え方を知っておくと便利だよということで授業中に扱ったのですが、大学受験の際には理解しきれなかったものの日常生活でも役に立ったと感じているコンセプトです。

「武器になる哲学」を読んで改めてこの概念を教えてもらえてよかったなと思うし、高校に改めて感謝しました。

高校教育も面白いんだよって思った出来事でもあったので、感想として書いてみました!

#ブログ #書評 #高校教育 #現代文 #武器になる哲学

 

 

 

マタイ効果は東大にも効いているのか~「武器になる哲学」を読んで~

山口周さんの「武器になる哲学」を読んでいます。

その中にマタイ効果という概念が紹介されていました。マタイ効果とは簡単に言うと「富を持つものはより富を得て、持たないものはより持てなくなる」というものです。

実際スポーツ選手に関しては早生まれの方が少ないという統計があるようで、早生まれの方が不利というのはあるようです。

大学に関してもあるのかと思いすごいちょっとした統計を取ってみました!

東大に入ってる人はどうなのか!ということで10人くらい調べてみました!(10人くらいということであんまり意味のない統計ですが笑)

10人くらい調べてみた結果、、、早生まれ(1~3月)の人は一人!

これは確かに早生まれは少ないのかもしれないという結果になりました笑

肌感覚的にも早生まれが少ないような気がするし、あながち間違ってないのかもしれません。

哲学的概念と肌感覚が一致するという面白い結果になったと思います!

こういう面白い話もあるので、ぜひ「武器になる哲学」読んでみたください!

 

 

研究の種類

今は修論・卒論の季節です。

他の学科の友達と話しているとやはり研究のタイプの違いを感じます。

データを変えてそれにいつもと同じ手法で解析を行うのも当然研究なのですが、やはり企業としては便利なのだろうなと思いました。

基礎研究の必要性が強く叫ばれていますが、短期的にはこういうタイプの方が使い勝手いいよなと感じざるを得ませんでした。

研究が面白いというのはタイプによって異なるし、なかなか一括りにするのは難しいなと思います。

研究してる人と話す時はタイプによって全然違うような気がするので気を付けてください笑