【書評】「満願」米澤穂信著
今日は小説の書評にチャレンジしてみたいと思います!
帯にひかれて買ってしまいました!とても面白かったです!
短編ミステリー小説なのですが、どの話も人間の感情の表裏一体感を見事に表現してくれていたように思います。
人が罪を犯す際の根底に「人の大切にするもの」があり、それを守るためには踏み外してしまいかねないと感じさせるくらいの感情の動きの繊細さが描かれています。
それが自分のプライドであったり、恋心であったりとそれぞれの短編小説にテーマがあり、最後までほんとに予測不可能です。
読んだ後に人間の感情の揺れ動きはほんとにわからないと感じる本でした。
とても面白い本なのでおすすめです!