通学読書

理系大学院生が読んだ本の感想や気になったことを書きます。(twitter:@booktrain8807)

結婚がいい取引ではなくなった 「未来を読む」

「未来を読む」という本を読んでいます。

様々な知の巨人にインタビューして、その対話をまとめてくれている本です。

「サピエンス全史」のハラリさんや「LIFE SHIFT」のリンダ・グラットンさんなどがインタビューに答えています。

 

この本を読んでいると「LIFE SHIFT」ってやっぱいい本だったなと改めて思います。「人生100年時代」という言葉はこの本から生まれたはずです、たぶん。

その中でこれからは共働きの時代になるとあったのですが、昔言われた言葉を思い出しました。

「家事をすることは生涯年収2億円の仕事」

その時はへーと思っていましたが、100年時代の人生戦略で移行期間が出てくるということで、唯一の収入源となることがリスクになるといわれて、今こそこういうメンタルが必要なのかなと思いました。

リンダ・グラットンさんが日本で結婚しない人が増えている理由を「結婚がいい取引ではない」という意識が強まったと分析されています。新しい結婚生活を形作るうえで、上述のようなメンタルが必要になってくるのではないでしょうか。