通学読書

理系大学院生が読んだ本の感想や気になったことを書きます。(twitter:@booktrain8807)

【書評】「新哲学入門」廣松渉著

先日難しいとブログに投稿した「新哲学入門」ですが、ついに読み終わりました!

最後まで難しかったですが、紹介したいと思います。

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この本自体は少し古い本なのですが、東洋哲学の入門書として「ハーバード人気の東洋哲学」の中にあったので、今でも通用する本なのでしょう。

哲学の中でも、認識・判断・実践という分野に関して紹介してくれています。特に心に残ったのが、判断の部分です。

判断の際は主観が挟まるということが哲学の判断の捉え方なのです。

これは実生活においてもしっかりと認識しておかなければいけないことであり、それを思考している哲学の面白さを改めて感じました。

哲学を一回触ってみたい人にオススメです!

 

洋書にチャレンジする時が来た!…気がする…

少しの間旅行に行っていたので、少し間が空きましたがまらブログを投稿していきたいと思います。

 

最近、英語ってやっぱ読んでると理解できるような気がするんだなと思ってます笑

書いたり読んだりはどんな形であっても意外と英語力向上に役立つと信じています。

そして最近本を読むのにも時間を使えるようになってきました。

 

そしたら必然的に洋書に挑戦する?と思い始めています笑

昔も一回読んでみようかと思ったことがあったのですが、その時は英語が嫌いでやめました笑

今は、その時に比べて英語への嫌いな意識もないので挑戦するタイミングなのかもしれません。

洋書を読むのであればんな本から挑戦してみればいいのか誰か教えて~って感じな最近でした笑

電子書籍に挑戦してみるべき?

みなさんは本をどの媒体で読んでいますか?

私は、いつも紙媒体、つまり普通の本で読んでいます。

本を自分の机の上においているのですが、そろそろ机の上がいっぱいになってきました。

そこで、そろそろ電子書籍も使った方がいいのかと悩んでおります。

スマホ見てるのがしんどいと思って本を読むようになった点もあるので、とても悩みどころですが電子書籍も検討してみようかと思います。

みなさんは本をどんな媒体で読んでいますか?

ニュースを理解する上で有用な本 ~後編~

昨日、前編を公開しました。

booktrain.hatenadiary.jp

 

今回は、後編として二冊紹介したいと思います!

 

①「LIFE SHIFT」

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ニュースでも話題として多く取り上げられてる「人生100年時代」、この言葉のきっかけとなったのがこの本です。

これからの人生の前提がどう変化していくのかを分かりやすく書いているので、この本を読むのと読まないのとではだいぶ理解後が変わると思います。

 

②「オペレーションZ」

これは財政健全化関連のニュースを理解する上で読んでおくといいなと思った本です。

今の日本の債務を解消するためにはどこまでやればいいのか、デフォルトと戦う財務省職員と首相の戦いを描いた小説です。

税制度のニュースを理解する際にデフォルトという現実を知っておく必要があると思うので、ニュースの理解につながる本として紹介させていただきました。

 

ニュースを理解する上で有用な本 ~前編~

こんにちは。

昨日までは「七つの会議」の感想を書いていましたが、今日は別のテーマで書きたいと思います。

 

毎日ニュースはチェックしていますが(ニュースはnoteにまとめています)、ニュースを理解するうえで読んでおいた方がより理解が深まると思う本を二回で紹介していきたいと思います。

 

①「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」

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今のニュースはGAFAについて毎日に近いくらい報道されています。そのGAFAの戦略に関して紹介してくれているのがこの本です。

GAFAについての理解度が上がるという点で、読んでおく価値があると思います。

 

②「ホモ・デウス 上下」

今のゲノム編集のニュースなどに関して理解するのにこの本はとても役に立ちます。

人間の欲望がどこに向かっていくのかを書いてくれている本なので、今の技術革新などの背景の理解にとても役に立つ本だと思います。

 

今日は、この二つを紹介にしました!

毎日の流れを理解しやすくなる本だと思うので、ぜひ読んでみてください!

 

「七つの会議」の美しい対比

昨日「七つの会議」の簡単な紹介をしました。

組織犯罪の心理をきれいに描いている小説はなかなかなかったので感動したのですが、これは実際に日本企業の不正の裏側だったのかなと想像しました。

高度経済成長を引きずり、厳しいノルマを課せられた結果、魂を売った営業と魂を売らずに日が当たらなくなった営業。

美しい対比でした。そして、最後は人間としての心が勝つ。

 

「倍返し」より美しい倍返しなのかもしれません。

【書評】七つの会議

最近映画で公開された「七つの会議」が気になり、本で読んでしまいました笑

 

とても面白かったです。

具体的な内容に関してはあまり触れないでおきたいと思いますが、日本企業で生き抜く社員をいろいろな視点から書いており、どの人物の支店でもスリルがある小説になっていました。

企業ぐるみでの不正を題材にしており、正直感情移入できてしまう人物も出てくるのですが、この小説を読んで「人として」を忘れないで生きていかなければいけないと改めて感じました。

善悪の判断の最終決定権を持つのは「人として」の倫理観であり、そこを鮮明に描き出すこの池井戸作品はとても読みごたえがありました。

まだ学生なのでこれが社会のリアルをどの程度描き出しているかは分かりませんが、覚悟して社会人になりたいと思います。